牛に舐めてもらうと薄毛が治る

利用牛で髪の毛がフサフサになったという興味深い話

コロンビアにいる「理容牛」がネット上で話題になっていますよね。これは牛の種類ではなく、人間に薄毛治療をしてくれる牛のこと。薄毛の人の頭にあらかじめ牛の好物を塗っておき、理容牛に舌で舐めてもらうのだそうです。これを5ヵ月間継続すると、はっきりと発毛効果が認められるのだとか。

 

何だか突拍子もない話で、にわかには信じがたい話ですが、でも、「牛に舐めてもらったら髪が生えた」という話は、以前も報道されたことがあるんですよ。

 

牛

 

もう20年以上昔のニュースで、こちらはアメリカの話だったと思います。その人は畜産農家の男性で、毎日粉末状の人工飼料を牛に与えていたのだそうです。粉末なので舞い上がって体や頭にくっつきますよね。ただ洗い流すのではもったいないからと 、作業後に牛に舐めさせることにしたのですが、しばらくしてほとんど無毛だった頭に髪が生え始め、数ヵ月後にはふさふさに。ちなみに、そのニュースを見た別の畜産農家の男性が試してみたら、やっぱり髪が復活したというおまけもありました。

 

そもそも牛が舐めるとなぜ髪が生えるのかというと、牛の唾液に含まれるIGF-1が関係しているのだそうです。IGF-1は成長ホルモンなどとも呼ばれ、新陳代謝の促進効果やアンチエイジング効果などが注目されている成分です。とはいえ、牛のIGF-1が人間にも効果があるということではありません。IGF-1は知覚神経を刺激することで増加しますが、IGF-1そのものも知覚神経を刺激する機能があるのです。

 

少しややこしくなりましたが、要は、理容牛のIGF-1をたっぷりつけることで知覚神経が刺激され、治療を受けている人の体内でIGF-1が増加し、発毛につながるというメカニズムのようです。牛の温かい舌で舐められることで血行が改善されるのも、頭皮によいのかもしれませんね。

 

もし、この記事を読んだ方の中で、薄毛に悩んでいる畜産農家の方がいたら、試しに飼っている牛に頭を舐めてもらってはいかがでしょうか。ただし、これは前述のアメリカの方が語っていたのですが、牛の舌は力がかなり強く、生えている髪を舐め取ってしまうことがあるのだそうです。頭髪は短くカットしておいた方が安心かもしれません。